銀河系外伝



第一章

「こちら、オビ=ワン・ケノービ。応答願う。アナキン。アナキン? アナキン! アナキン!?」
「はいはいはいはい。こちらアナキン。」
「よし。よく応答した褒美をやろう」
「いりませんよ、そんなの」
「わかった。とにかく、今からそっちへ行くからとみんなに伝えろ」
「オッケー! マスター♪♫」
「そっちには誰がいる?」
「ヨーダっちとサミュエル・L・ジャクソンことメイスウィンドゥ…」
「ちょっと待った。だれだ!? そのサミュエールシャンソン?」
「サミュエル・L・ジャクソンですか? 今リンク送ります」

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BBL%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%83%B3

「何!? これは…」
「エヘヘ」
「アナキン、ふざけるな」
「はいはい」



二時間後...


アナキン「ところでジェダイでは誰が一番強いんですかね?」
ヨーダ「そりゃわしやろ」
メイス「いや、ヨーダは小さすぎる。私が一番だ。あの紫のライトセーバーは誰よりも美しい…」
オビ=ワン「まさか。私が一番だ。人気登場人物ランキングでもトップ。あの戦闘フォームは華麗…       美しすぎる。誰もが私にほれる」
アナキン「いや、マスター。やっぱり実力が一番です。俺が一番です」
ヨーダ「ふざけるんじゃない。私だ。私だ。私だ~~~~~!!!!!」
オビ=ワン「みんなにはあきれたな。ふざけすぎだ。終わりだ。ジェダイは解散」


銀河政権は思わぬ形でパルパティーンの手に渡った…



第二章

あれから20年。
ジェダイは表舞台から消え去り、シスの暗黒卿の時代が終わることなく続いた。

そんなある日、

「マスター、そろそろオニタイジに行かせてください」
「駄目だ、ルーク」
「なんで!? マスタオビワン! なーぜにーなーぜにー」
「お前じゃまだ早いんだよ。まだ一人前じゃないからな」
「Oh, NO!  そんなbanana!」
「ジェダイは変なダジャレは言わないこと」
「ああ、はい」
「よし、それでいい。従順をまなんだか? ルーク…  おい!? どこだ!?」
「あばよーますた~~~~~!」

ルークはその師、オビ=ワンの言う事を聞かず、一人で旅立った。



翌日、

「おお、ルーク。俺を殺しに来たか」
「ダース・シデ… シドィ…  シディア、 シディンアス… シドュ、シドィア…」
「シディアスだ(怒」
「ああ、そうそう。シディアスめ! 勝負だ!」
プシュイーン! シュイ~ン!
「ああ、あんたのライトセーバーって赤だったんだ」


チュキ~ンプシ~ンチュイ~ン、ブオンブオン


「なかなかやるな、ルークくん」
「そうですよ、ダースくん」
「なるほどね、ルークくん」
「そういうこと、ダースくん」
「ダースくんっていうのやめてくれるかな、ルークくん」
「おk,シディアスくん」
「それもやめてくれないか、ルークくん」
「わかったよ、ダース・シディアスくん」
「だから… ルークくん」
「だから? ダース・シディアスくん」


このゲームは5日間にもわたって繰り広げられた。

一方、


オビ=ワン 「アナキン・ベイダー! いるか?」
アナキン  「はいはい、なんですか? マスターオビ・ベン=ワン・ケノービじーさん」
オビ=ワン 「いたかいたか。ダース・スカイウォーカー」
アナキン  「はい、いますよ」
オビ=ワン 「あんたの息子さんがダース・シディアスを殺そうとしてますよ」
アナキン  「ああ、そうですか。フレ~フレ~ルーク」
オビ=ワン 「ルークは敵じゃないのか?」
アナキン  「いや、息子です」
オビ=ワン 「?」
アナキン  「He IS my son」
オビ=ワン 「なるほどね~」
アナキン  「まあ、いいです」
オビ=ワン 「ところでアナキン・ベイダー」
アナキン  「はい」
オビ=ワン 「芸人になったとか?」
アナキン  「そうなんですよ」
オビ=ワン 「へ~。誰かとコント組んでるらしいね」
アナキン  「誰だと思います?」
オビ=ワン 「エヘヘ… まさか…(!?) パドメ!?」
アナキン  「なわけないやろ、マスター。アホちゃう?」
オビ=ワン 「え?」
アナキン  「なんであんなユーモアセンス無いやつとコント組まなあかんねん」
オビ=ワン 「え… あ、まあ…」
アナキン  「ミスターヨーダですよ」
オビ=ワン 「ヨーダ!?」
アナキン  「見かけによらず、ユーモアたっぷりですよ~」
オビ=ワン 「へえ~、それは驚きだな」
アナキン  「一度見にきーや。オモロイで~ 焼肉おごったる」
オビ=ワン 「あ、そりゃどうも」
アナキン  「ところでマスター」
オビ=ワン 「?」
アナキン  「ルークを助けに行きますね、僕」
オビ=ワン 「おお、おお、行っといで」
アナキン  「YES, MASTER」



30分後…


アナキン  「おい、ダスシディ! 俺と勝負だ!」
シディアス 「ああ、これは…!」
アナキン  「なんだ?」
シディアス 「あなたは、アナキン・ベイダー!」
アナキン  「ああ、芸名はね。本名はアナキン・スカイウォーカー」
シディアス 「いやー、私、あなたのコントのファンクラブに入ってるんですよ!」
アナキン  「なるほどねー」
シディアス 「はい! エヘヘ」
アナキン  「それなら息子を返してもらおうか。その代わり、サインあげるから」
シディアス 「はいはい、それはそれはもちろん! あなたの息子様だとは知りませんで…汗」
アナキン  「よろしい」



銀河政権は再び思わぬ形でアナキンの手に渡ったのだった。


第三章


「アナキン帝王」
「なんだグリーヴァス」
「お客様がお見えです」
「名は?」
「確か… オズボーンとか」
「通せ」



「私、ノーマン・オズボーンと申します。今日は私の自慢の武器、グライダーのプレゼンに来ました」
「なるほど、興味ある」
「ありがとうございます。コチラが私のグライダーです!」

ジャジャ~~~ン!!!


「なんだこれは?」
「いや、その… ですから、えーと… そのー、グライダーです…」
「こんな変なもので何をするんだ!?」
「この上に立って、乗り回すのです…」
「そうか。分かった。サンキュー。あばよ」
「え!? ですから…」
「あばよ」


侮辱されたオズボーンはアナキンへの復讐を誓うのだった…



一方、


「ルーク、お前はよくやった」
「ありがとうございます、オビケノ」
「これからはオニタイジに真っ先に行かせてやる」
「サンキュー♪♫」
「ヨアウェルカム」
「サンキュー♪♫」
「ヨアウェルカム」
「サンキュー♪♫」
「ヨアウェルカム」
「サンキュー♪♫」
「ヨアウェルカム」
「サンキュー♪♫」
「ヨアウェルカム」
「サンキュー♪♫」
「ヨアウェルカム」
「サンキュー♪♫」
「ヨアウェルカム」
「サンキュー♪♫」
「ヨアウェルカム」
「サンキュー♪♫」
「ヨアウェルカム」
「サンキュー♪♫」
「ヨアウェルカム」


この言い合いは五日間にわたって繰り広げられた。


一方、


「ファンクラブ会長はどこですか?」
「奥にいらっしゃいます」
「わかりました…」



「ああ、これは…」
「そうだ。俺はドゥークー」
「久しぶりだな~ ドゥークー!」
「久しぶりだな、パルパティーン」
「なんでここに来たんだ!?」
「パルパッチ、もうままごとは終わりだ。ジェダイのコントのファンクラブに入ってどうするんだよ! しかもファンクラブ会長!」
「すまん、だけど…」
「だけどじゃない! ジェダイと仲良くなったら世の中終わりだ! 平和になっちまう!」
「すまん、だけど…」
「だけどじゃない! 今すぐファンクラブから脱会しろ!」
「すまん、だけど…」
「だけどじゃない! 今すぐファンクラブから脱会しろ!」
「すまん、だけど…」
「だけどじゃない! 今すぐファンクラブから脱会しろ!」
「すまん、だけど…」
「だけどじゃない! 今すぐファンクラブから脱会しろ!」
「すまん、だけど…」
「だけどじゃない! 今すぐファンクラブから脱会しろ!」
「すまん、だけど…」
「だけどじゃない! 今すぐファンクラブから脱会しろ!」


この言い合いは五日間にわたって繰り広げられた。



一方、ヨーダとウィンドゥは、
「ウィンドゥ、そろそろわしらも行動にでなくてわな」
「そうだな、ヨーダ」
「それより、わしらのコントのファンクラブに入りなよ」
「いや、です」
「なぜじゃ?」
「アナキンが大っきらいだからだ~~~~~」
「?」
「あんな生意気のファンになってたまるか~~~~~~!」
「そうか。んじゃ、わしのファンクラブはどうじゃ?」
「遠慮しときます」

ピンポ~ン

「あ、来客みたいですね」
「オズボーンです」
「だれだ? オズボーンって」
「まあ、いい。お入りください」


十分後

「ヨーダ。席を外してくれないか」
「わかった…」

一分後

「なるほど… 私も大歓迎だ。その話。二人でアナキン帝王を倒そう」
「そうこなくっちゃ!」
「よし。実行はいつ?」
「今日だ!」


そのころ、オビ=ワンは言った。
「I have a bad feeling about THIS!」


第四章


ウィンドゥ 「アナキン! 勝負だ!」

プシュイーン、ブオンブオン、チシャー! チュショー

アナキン  「ヒキョーだ! そっちは二人、こっちは俺だけ! ルールブックにはナンテ書いてあん  だ!」
ウィンドゥ 「ヒキョーも何も殺し合いでは意味ないさww」
オズボーン 「そうだそうだ! おれのグライダーをナメやがって!」

プシュー、ガン! バキバキ、ガッシャ~~~ン!

オズボーン 「ああ、ああ、ああ~~~~! おれのグライダー! 壊れた~~~」
アナキン  「な、俺の見込んだとおりだ。大したことないじゃなか、そのグライダー」
オズボーン 「クッソー! こうなったら体当たりだ! トリャ~~~~~」

プシューン、ジュバ!

オズボーン 「ああ… おれのスーツ! ああ、もうダメだ… 挫折」
アナキン  「よし。一人目OK。」

ウィンドゥ  「オズボーン、君と手を組んで後悔したよ。よし、この後反省会だ」
アナキン  「なに言ってんの! 反省会なんてしなくていい。そのままでいいです、弱いままで!」
ウィンドゥ  「どうやら君は私の逆鱗に触れたようだな。よし、覚悟は出来てるのか?」
アナキン  「うん。一応遺言は書いといたから」
ウィンドゥ  「死ぬ気満々だな」
アナキン  「Yes I can!!」
ウィンドゥ  「まずは英語指導からだな、こりゃ」



100年後のある学校のある教室…

「はい! 先生!」
「何? オビ=スリー君?」
「あの、この事件の事をメイス・ウィンドゥの乱と言われてますよね?」
「そのとおりよ」
「結局この後はどうなったんですか?」
「ウフフフフ…」
「どうなんっすか? パドメせんせー」
「ウフフフフ…」
「?」
「ウフフフフ…」
「?」
「ウフフフフ…」
「?」
「ウフフフフ…」
「?」
「ウフフフフ…」
「?」
「ウフフフフ…」
「?」
「ウフフフフ…」
「?」

この言い合いは11日3時間42分56秒にもわたって繰り広げられた。
※この記録はギネスブックに登録された。




ウィンドゥ  「どうやらアナキン、終わりのようだな。葬儀はどんな感じがいい?」
アナキン  「盛大にやってくれ。飲めや食えやの大騒ぎって感じで頼む。俺の死を悲しむヤツは呼ばないでくれ」
ウィンドゥ  「分かった。司会は誰がする?」
アナキン  「俺がやりたいとこだけど… ヨーダでよろしく」
ウィンドゥ  「分かった。俺の役割は?」
アナキン  「無いな。葬儀の最中はとっくに牢屋にいるだろうな、お前」
ウィンドゥ  「わかった。わかった」
アナキン  「頼むぞウィンドゥ」
ウィンドゥ  「わかった。わかった」
アナキン  「頼むぞウィンドゥ」
ウィンドゥ  「わかった。わかった」
アナキン  「頼むぞウィンドゥ」
ウィンドゥ  「わかった。わかった」
アナキン  「頼むぞウィンドゥ」
ウィンドゥ  「わかった。わかった」
アナキン  「頼むぞウィンドゥ」
ウィンドゥ  「わかった。わかった」
アナキン  「頼むぞウィンドゥ」
ウィンドゥ  「わかった。わかった」
アナキン  「頼むぞウィンドゥ」
ウィンドゥ  「わかった。わかった」
アナキン  「頼むぞウィンドゥ」


この言い合いは11日間3時間42分55秒にわたって繰り広げられた。
※後一秒でギネス記録だったのだが、ファンクラブ会長、パルパティーンがアナキンを連れ去ったため、寸前のところで記録は途切れた。


第五章


ウィンドゥ  「よし、じゃあ、やるぞ」
アナキン  「よしこい!」
ウィンドゥ  「いくぞ!」
アナキン  「ちょっと待った! 俺の墓地だけど、地球にしてくれないか?」
ウィンドゥ  「地球?」
アナキン  「そうだ」
ウィンドゥ  「いやー、行ったこと無いんだよ」
アナキン  「俺もだ。だから死んでから行く。これが俺の遺言だ。一応遺言書に書いといた」
ウィンドゥ  「了解」
アナキン  「っていうか、この目で見てみたいな~ これは遺言だ。OK?」
ウィンドゥ  「ちょっと待った。どうやって死んでから見るんだ?」
アナキン  「いや、だから、死ぬ前に見るんだ」
ウィンドゥ  「それは遺言とは言わないだろ、アナキン」
アナキン  「そうなのか? ルールブックにはナンテ書いてある?」
ウィンドゥ  「ルールブック!? ナンジャソリャ」
アナキン  「もうどうでもいい! とにかく頼む。旧ジェダイ評議会のみんなを招集して旅行だ!」
ウィンドゥ  「わかった。そうする。みんなでいくぞ!」


2ヶ月後…



ヨーダ     「よし、出発!」
オビ=ワン  「進行!」
ウィンドゥ   「いくぜ、ベイビー!」
アナキン   「俺の遺言だぜ、ベイビー!」
オズボーン  「俺もちゃっかり行くぜ、ベイビー!」
パルパティーン  「嬉しいです、ベイビー!」
ドゥークー   「君たちの墓地は地球だ、ベイビー」
パルパティーン  「どういう意味だ? ドゥークー。墓地?」
ドゥークー   「しっ! パルパッチ。忘れたのか? ジェダイは敵なんだぞ」
パルパティーン  「んでも…」
ドゥークー   「わかったか!」
オビ=ワン  「何を話してんだ? 二人」
ドゥークー   「あ、いや、別に…」
パルパティーン  「いやいや、なんでもないぜ、ベイビー」
R2D2     「ピユーン、ピュイ!」
R1023D5682  「ピピピピピ~~~ン!」
ヨーダ    「なあ、オビ=ワン。このドロイドは?」
オビ=ワン  「ああ、私のドロイドで、R1023D5682です。アナキンのはR2D2」
ヨーダ    「へえ~ すごい名前だな。」




一年後、地球に着陸。


「ワーワー」「なんだありゃ!」「キャー!!!。キャー!!!!」「なんだなんだ!」「ゲゲッ!」


NHK。

「いま、そらから何かが着陸しました。
えー、飛行船のようです。あんなのは見たこともありません…
ギャギャ~~~~~」


三日後。

ヨーダ    「地球のみんなはやさいいのぅ~」
ウィンドゥ  「なんで私たちのこと知ってたんでしょうかね…」
アナキン   「スターウォーズっていう映画で知ってるみたいですよ」
パルパティーン  「へ~、そりゃいい!」
ドゥークー  「なぜか俺がお前らと一緒にいるのに驚きだった人が多かったぞ」
オビ=ワン  「確かに、ね」
アナキン  「あの映画、どの時代までやってるんだろう?」
ウィンドゥ  「まあ、いい。チョット地球一周旅行に行こう!」
ヨーダ    「バイバイウィンドゥ。おれは日本に行く。地球の最先端を観に行く」
パルパティーン  「そうだな~ 僕は日本の食文化が好きだから」




五ヶ月後。


ヨーダは剣術家になっていた。その名も、「ヨーダリング」。現在1234人の生徒がいる。



ウィンドゥは世界一周旅行を終え、奇跡的な出会いをした。

「俺はウィンドゥだが、君は私にそっくりだね」
「俺はサミュエル・L・ジャクソンだ。よろしく」



アナキンは大阪でたこ焼き屋を開いた。

「ヘイ、毎度おーきに! ベイビー」



パルパティーンはオーストラリアで寿司屋を開いた。

「ハマチいっちょ!」
「マグロいっちょ!」
「サーモンいっちょ!」
「イカいっちょ!」
「寿司いっちょ!」



ドゥークーはオビ=ワンと芸術家になった。

「ドゥークーくん。この作品には喜びと悲しみと寂しさと嬉しさと哀愁と楽しさが含まれている」
「だめじゃないですか、そんなにいろんな要素が含まれてたら。観客にメッセージが伝わらない」
「なら、喜びだけを残そう」
「それでもだめだな…」
「わかった! 君には黙ってもらおう!」
「大賛成です!」




銀河系はR2D2の手に渡った…

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